「kök(キョク)」とは

 「kök(キョク)」は、トルコ語で「根」や「起源」を意味する言葉です。
私たちは、オリーブオイルの歴史を遡る上で重要な起源のひとつとされるトルコに着目し、その広大な土地、多様な気候、豊かな文化に育まれたさまざまなオリーブオイルを取り扱っております。
トルコでは、エーゲ海沿岸から地中海沿いにかけて、地域ごとに異なる品種や製法が受け継がれており、それぞれ独自の香りや味わい、個性を持つオリーブオイルが生み出されてきました。大地に深く根を張るオリーブの木は、厳しい環境のなかでも力強く育ち、時を超えて豊かな実りをもたらしてきました。
そんなオリーブの生命力と、土地に根づく文化が、トルコのオリーブオイルに息づいています。
「kök(キョク)」では、そんなトルコの多様性を感じていただけるよう、生産者の想いがこもった上質なオリーブオイルを厳選し、皆さまにお届けいたします。
 オリーブオイルの“根”を辿りながら、トルコの豊かな恵みを味わう体験を、ぜひお楽しみください。

トルコ ー オリーブ品種分布図

(”Türkiye Zeytin Çeşit Kataloğu”, ”Ölmez Ağacın Peşinde- Türkiye’de Zeytin ve Zeytinyağı”を元に図の作成)

トルコでのオリーブ栽培と主な品種について

 トルコでは、オリーブの主な栽培地はエーゲ地方、マルマラ地方、地中海地方、アナトリア南東部、黒海地方の5地域に分かれます。この中でもエーゲ地方が全体の約75%の生産量を占め、国内最大の産地となっています。収穫されたオリーブのうち、約7割がオリーブオイルに加工され、残りはテーブルオリーブとして利用されます。
 栽培されている主要なオリーブの品種は約28種以上、近年ではスペイン原産のアルベキーナやマンザニーヤなどの海外品種の導入が進んでいます。

地域ごとの主な品種は以下の通りです:
エーゲ地方:Ayvalık(アイヴァルク)、Memecik(メメジク)、 Domat(ドマット)など
マルマラ地方:Gemlik(ゲムリク)、Tirilye(ティリルイェ)
地中海地方:Halhalı(ハルハル)、Karamani(カラマニ)、Tavşan Yüreği (タヴシャン・ユレイ)など
アナトリア南東部:Kilis yağlık(キリス・ヤールク)、 Nizip yağlık(二ズィプ・ヤールク)など
黒海地方:Samsun yerli(サムスン・イェルリ)、Pastos(パストス)など

  トルコは2024/2025年のオリーブオイル生産量でスペインに次ぎ、世界第2位の座に躍進しました。オリーブ園への投資と認証苗木の導入が生産拡大を牽引して、約34万トン(世界生産シェアの約10パーセント)の生産量です。トルコの主要輸出先は中東・アメリカ・日本で、2024/25年度の輸出量は21万5千トンを見込んでいます。また、トルコ産オリーブオイルは、近年の品質向上を受けて主要な国際コンペティションで顕著な受賞実績を挙げています。主な実績は以下の通りです(2025);

NY IOOC (ニューヨーク) : 金賞25品、 銀賞5品
Olive Japan (東京):金賞27品、銀賞27品
London IOOC (ロンドン) : 金賞53品、銀賞35品
JOOP Japan  (東京) : 金賞46品、銀賞13品

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